追悼碑がなくなったとしても、歴史の教訓を伝えていく――。群馬県が29日、行政代執行で朝鮮人追悼碑の撤去工事を始めた。碑がある県立公園「群馬の森」(高崎市)では、工事の様子を見に来る人たちが撤去への不満や抗議を口にした。
工事のため、公園は立ち入り禁止となった。正面と北側の入り口には2メートルほどの大きなバリケードが設置され、警備員や警察官が警戒していた。中の様子はうかがえない。
碑を見ることができた28日とは打って変わり、警察や工事関係者とみられる車が出入りするだけだった。
東京都新宿区の女性(46)は「自分なりに考えたい」と、仕事を休んで群馬の森までやってきた。
29日から追悼碑が見られなくなることは知っていたが、碑の雰囲気すら感じ取れないことに驚いたという。「追悼する場所がこんなに仰々しくなるとは。残念です」
この女性は「歴史を振り返る…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル